スーパーの野菜と無農薬野菜・有機野菜はどう違う?産直野菜は宅配でお手軽にゲット♪ 

豆知識

消費者が食品を購入する場所として、一番多いのはどこだと思いますか?

その答えは「スーパー」!これは日本政策金融公庫が平成27年に行ったアンケートで分かった結果です。しかし、同時に「他の食品はスーパーで買っても、野菜は宅配や通販や産直市で購入する」人が多いという結果も。どうして人々は「野菜」をスーパーでは買わないようになってきているのでしょうか?

今回は、スーパーで売られている野菜と産地直送の野菜の違いを農薬・栄養素の観点からご説明しながら、産地直送で野菜を買うメリットをご紹介します。

スーパーなどで見かける「一般的な野菜」と「無農薬野菜・有機野菜」の違いとは?

それぞれの野菜の違いは主に“化学農薬使用の有無”にあります。

スーパーなどで見かける一般的な野菜

化学的に合成された化学農薬を使用しているものが多くあります。病害虫の被害を予防する殺虫剤や、大きさのそろった作物を大量に収穫したりするための植物成長調整剤などが用いられていることも。

無農薬野菜

化学農薬・化学肥料不使用の野菜です。ただし、生産者によって「無農薬」に対する考え方が少し異なります。例えば以下のような感じです。

  • 数年間、田畑にも農産物にもすべての農薬を使っていないもの
  • 化学農薬は使わず、生物農薬を使用したもの
  • 田畑に以前使った化学農薬が残っているが、収穫した農産物には植え付けの時点から農薬を使わなかったもの

このような定義の曖昧さを回避するために、平成19年4月以降に梱包・作付けされた無農薬野菜には「特別栽培農産物」という書き方をするように、国がガイドラインをまとめています。あくまでガイドラインではありますが、農薬使用への定義が定められたことで、より安心して食べられる野菜が増えると期待されているジャンルの野菜です。

有機野菜

化学農薬・化学肥料不使用の野菜。国が定めた「有機JAS法」に沿って、土に残留している農薬や、風で飛んでくる農薬も厳しく管理された環境で栽培された野菜です。使うことが許されているのは指定された薬剤による殺菌剤や殺虫剤だけ。
「有機野菜」という言葉と「JASマーク」は、認定野菜でなければ使ってはいけないことになっています。

古い野菜は栄養価が落ちている…!?スーパーの野菜はどうなの?

ところで野菜は、収穫された直後が一番栄養価が高いことを知っていますか?
あまり知られていませんが、野菜は収穫された後は自分(野菜)の中の栄養素を消費して成長を続けています。つまり、収穫から時間がたった野菜ほど、栄養価が落ちているのです。

産地直送の野菜は採れたてをすぐに配送するので、早ければその日の朝に収穫した栄養たっぷりの野菜を、数時間後に購入することができます。しかしスーパーなどの小売店に運ばれる野菜は複雑な流通経路をたどることもあるため、当日すぐに店頭に並ぶわけではありません。もし、そんな野菜を家に持ち帰ってさらに数日置いておいたらどうなるでしょうか?

多くの人が野菜はわざわざ産地直送の宅配や産直市で買うのは、このような栄養素の理由も関係しているのかもしれません。

収穫されたらすぐ発送!産直は宅配が便利

収穫されたばかりの栄養たっぷりの新鮮野菜を手に入れるために便利なのが「宅配サービス」です。産直野菜の宅配サービスは、化学農薬不使用にこだわる農家が提供するものが多いうえに、収穫してすぐに発送してくれることもメリット!

栄養価や味が落ちるリスクを最小限に抑えて、安心して食べられる野菜を食卓に直接届けるシステムなので、これからも利用する人は増えることが予想されます。

季節ごと、または地域独特の野菜が手に入ることも嬉しいポイントですね。

まとめ

野菜の本当の美味しさを知りたかったら、産地直送の野菜が一番のおすすめです。ドレッシングがなくても美味しく食べられるほどのみずみずしさと香り高い味わいは、採れたて野菜の醍醐味。農家が作った新鮮で美味しい野菜を食べて、毎日の食卓を豊かにしてみましょう。

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