採れたて野菜&甘い野菜をおいしく食べるには?

豆知識

食べ比べてみたことはなくても、「採れたて野菜は甘くておいしい!」「やっぱり新鮮野菜が一番!」というイメージをお持ちではありませんか?実際、「採れたて野菜」や「新鮮野菜」を売りにしているお店はよく見かけます。

確かに、採れてから何日も経った野菜とその日に採れた野菜とを比べると、採れたて野菜がみずみずしいのに対して、時間が経った野菜はなんだかくたびれている印象があります。そこで今回は、新鮮野菜のおいしさとそのヒミツと甘い野菜とは?をご紹介します。

新鮮で採れたての野菜って、やっぱりおいしいの?

例えば魚は「新鮮なうちがおいしい!」「プリプリしている」と言われますよね。これは野菜にも言えることなんです。野菜も呼吸をしたり光合成をしたりする、生きものなので、採れたてで生きがいいときほど栄養はしっかり蓄積されていますし、おいしくいただくことができます。

昼の間に光合成によって作られた野菜の栄養分は夜の間に蓄積されていくので、実は同じ新鮮野菜でも朝どれのほうが、夕方に採れた野菜よりもおいしいんですよ。

野菜から甘さを感じられる?甘い野菜って?

美味しいと感じる要素の中のひとつに甘味はありますが、甘味は特に人間が一番感じやすい味覚になる為、そのわかりやすさからもともと糖度の低い野菜に甘みがあるという印象を抱いている方は少ないのではないでしょうか。野菜にも糖度をもった野菜は多くありますが、濃度によって感じにくくなっています。

何気なく美味しいと感じている部分に甘さが混合している場合もあり、野菜の甘いは非常にわかりにくくなっています。旨味と甘味を混同しているケースですね。また、適さない調理方法によって甘味を引き出せていないケースやそもそも鮮度が保てていないが為に甘さが破壊されるケースもあるのではないでしょうか。

甘さを引き出せる調理、鮮度、味覚として甘味と旨味を見分けられる舌など、複数の要素が絡んでくる野菜の甘さを見分けられると野菜マスターとして鼻が高くなるのではないでしょうか。

採れたてで甘い野菜をおいしく食べる方法

新鮮な甘味のある野菜をおいしく食べるには、素材を活かした調理方法がおすすめです。野菜本来の甘味を楽しむためにも、濃い味付けをしないほうが良いでしょう。また、あまり火を通さないほうが、採れたてシャキシャキの新鮮な食感を楽しめますよ(必要に応じて茹でる・アク抜きなどはしてください)

新鮮野菜のおいしいいただき方はさまざま。
食感を楽しめるようにやや大ぶりにカットしてスティックサラダにすれば、食卓を彩る一皿に。サンドイッチにざっくり切った野菜と卵のタルタルソースを詰めれば、ヘルシーな甘味がたっぷりのごちそうランチになります。塩気が欲しいときは、スティック状に切った野菜を生ハムでくるんと巻くのもおすすめ。塩気がフレッシュな甘味をさらに引き立ててくれます。

まとめ

何も考えずに「安いから」「見た目が良かったから」で野菜を選んではいませんか?見た目や安さだけにこだわっていると、おいしい野菜に出会うことはできません。「嫌いな野菜がある」「子どもがなかなか野菜を食べてくれない」といった悩みの原因は、新鮮なおいしい野菜を食べたことがないことにあるかもしれません。

おいしくて甘い野菜を選ぶには、鮮度と旬、そして野菜の栽培方法も重要です。本当にこだわりを持って作られた新鮮野菜を、ぜひ食べてみてくださいね。調理して食べる場合は調理方法も関係してきますよ。

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