無農薬野菜は「枯れる」ように腐る

豆知識


「無農薬野菜は“枯れる”ように腐る」

冷蔵庫の中で野菜が「腐る」。うっかりだめにしてしまうこと、ありますよね。白菜などの葉物がべちゃっと、ドロドロに腐っていたという経験をされた方は、多いのではないでしょうか。

野菜が腐るのはよくあること。しかしその一方で、野原や山が野菜の様にドロドロと腐っている光景を見ることは、あまりないですよね。つまり、植物がドロドロに「腐る」ことは不自然な現象であり、本来、植物は「枯れる」ように腐るものなのです。

無農薬野菜は「枯れる」ように腐ります。では、なぜスーパーの野菜はドロドロに「腐る」のでしょうか。それは、「化学肥料を使っている」ことに問題がある場合が多いのです。

「なぜ、野菜がドロドロと溶けるように腐るのか」

野菜がドロドロに溶けて腐る原因は、化学肥料や農薬にあります。化学肥料や農薬を大量に使用し化学物質を溜め込んでいる植物は、急速に生長して細胞壁が薄くなるために病害虫にかかりやすくなったり、菌に対抗できず菌が増殖してしまい、腐りやすくなると考えられています。一方、無化学肥料の野菜は、細胞壁が厚く、菌に抵抗する力があることから、腐りにくいと考えられます。化学肥料は、植物の成長速度を速め、収穫期間を短くしてくれます。しかしその分、野菜が弱り、腐るスピードも速くなります。その為、化学肥料を使用している野菜は、「枯れる」前にドロドロに「腐る」のです。

私たちは安心で安全な、自然にできるだけ近い状態で栽培された、無農薬、無化学肥料の野菜をお届けしています。実際に、ココノミをご利用して頂いているお客様からは、「ココノミの野菜は、枯れる」という声をよく聞きます。今回は最後に、ココノミの農家さんがどのような方法で野菜を栽培しているのか、少しだけご紹介します。

「ココノミで行われている、無農薬・自然栽培」

■吉本さんの自然に育てる農法


数多くの野菜を育てている吉本さんの畑は、農薬・化学肥料を使用しないMOA自然農法という方法によって、限りなく自然に近い状態で栽培しています。自然に近い状態で作物を栽培するため、自然界にもともと存在しない農薬や化学肥料は一切使用しません。自然と共生することもこの農法の特徴の一つであるため、畑に生えてくる草もできる限りそのままにしてあります。吉本さんの畑ではその草たちも作物に負けないほど青々としており、畑が持っている土の力が強いことを感じさせます。「畑が持っている力を最大限引き出す」吉本さんが野菜を作るうえで大切にしていることです。

■國吉さんの自然栽培野菜


國吉農園さんでは、ブロッコリーや白ネギ、トウモロコシ、トマト、じゃがいも、大豆など、年間を通してたくさんの種類の野菜が「自然栽培」で育てられています。「農業を始めて直ぐくらいに、⾃然栽培のブロッコリーを⾷べさせてもらったんですよ。それが“うま!”って。めちゃくちゃおいしかったんです。それに、自然栽培は自然の循環そのものです。自然に返して、返した自然で育って、また返して。山の落ち葉が土にかわって山ができていくように、植物が⼟に返って野菜の栄養分となって、おいしい野菜ができていく。農薬を使ってしまうと生育は早いけど自然に返す事ができません。なにより、美味しい野菜を作りたいから、自然栽培をやっています。」通常、農薬や化学肥料を使⽤した野菜、中でもブロッコリー等アブラナ科の野菜は、農薬が茎に溜まってえぐみが出たりピリッとする感じが残ったりします。しかし、國吉さんのブロッコリーには、それが全くありません。畑でそのままいただきましたが、すっごく⽢い!もちろんえぐみもピリッとした感覚もありませんでした。

このように、ココノミでは、農薬や化学肥料を使わない、無農薬の野菜のみ取り扱っている農家さんと提携し、お客様に安心で安全な野菜をお届けしています。

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