便利なコンビニ野菜の落とし穴!栄養は?味は?添加物は?正しい知識を

美容・健康

ハムやツナ缶などの具材が豊富に入ったサラダやカット野菜。野菜を切る手間が省けて、買ってすぐに食べられる便利なこれらを食べたことのある方は多くいるかと思います。
しかし、コンビニ野菜は「栄養がない」という噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。本記事ではコンビニ野菜にまつわる正しい知識を中心に解説します。

便利なコンビニ野菜。賞味期限の裏にある「食品添加物」「消毒剤」

コンビニ野菜の賞味期限あるいは消費期限は、だいたい3~4日が多いです。このコンビニの野菜を見て、不思議に感じたことはないでしょうか。ふつうの野菜はカットすると鮮度がどんどん失われ、キャベツであれば黒くなって変色してしまいます。ところが、コンビニのカット野菜は賞味期限の範囲内であれば変色することはないのです。

この理由は、消毒剤と食品添加物にあります。コンビニ野菜は出荷前の加工段階で消毒が行われ、腐りにくくするために食品添加物が使われています。食品添加物は厚労省の規制によって、ある程度の安全性確保されていますが、消毒方法段階で薬品が用いられることもあります。薬品を使った野菜、できれば食べたくないですよね。

コンビニ野菜に栄養はあるのか?

薬品が使われている可能性こそあるものの、コンビニ野菜にも栄養はあります。スーパーやコンビニのカット野菜やサラダは、厚生労働省の衛生基準に基づいて加工されています。
野菜を加熱せずに使用する場合は徹底的な水洗いと殺菌が行われますが、この工程で栄養素が流出する可能性があります。ある研究によると、殺菌消毒を行わなかったカット野菜と比較すると、殺菌消毒を行ったカット野菜ではビタミンCの減少が見られました。しかし減少したというだけで、栄養価的にまったく無価値になったわけではありません。つまり、一般的な普通の野菜と比べて栄養は落ちるものの、多少の栄養価はコンビニ野菜でも認めることができるのです。
栄養面をしっかり考えるのであれば、やはり栄養価が高いカットされていない野菜を買ってきて自宅で加工するべきですが、どうしても忙しいときはコンビニ野菜でも意味はあると言えるでしょう。

コンビニ野菜がおいしくないと感じるわけ

生のカット野菜よりもコンビニ野菜がおいしくないと感じるのは、野菜に殺菌・消毒成分が混ざり合ってしまうためです。また、カット野菜の断面が空気に触れて、苦味やニオイが増すこともあります。特にキャベツのようなアブラナ科は、カットした部分が酸素に触れることで時間の経過とともにニオイがきつくなり、苦さを感じるようになります。

コンビニで買えるカット野菜は洗わずにそのまま食べることを前提としていますが、カット野菜独特のニオイや味で、とてもではないけれど洗わないと食べられない人も多いのではないでしょうか。野菜においしさを求めるのであれば、コンビニ野菜はあまりおすすめできないものかもしれません。

また、野菜の摂取が不十分な状態が続くと、栄養素のバランスが乱れやすくなります。その結果、肌のトラブルや便秘、疲労感、免疫力の低下など、身体の機能に影響を与える可能性が高まると言われています。
前述の通り、コンビニサラダやカット野菜を頻繁に食べる場合は、通常よりビタミンの摂取量が少なくなります。ビタミンは身体内で栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)をエネルギーに変換する役割があり、健康維持には欠かせない栄養素です。
毎日のコンディションを保つためには、色々な野菜を過不足なく摂りつつ、コンビニ野菜だけに頼らないことが重要です。

まとめ

24時間、いつでも手軽に買えるコンビニ野菜。とにかく便利ではありますが、おいしさや鮮度・栄養の面から見るとそこまでおすすめはできません。可能であれば、ホール野菜を購入して自宅で調理した方が、鮮度や栄養面だけでなくコスト面でもお得です。もしも腐らせてしまいそうなときは、冷凍するという手段もあります。
もちろん、コンビニ野菜にまったく栄養がないわけではないので、忙しいときの救世主にはなるはずです。とはいえ、これに頼りすぎるのは控えてみても良いかもしれません。

もしも忙しくてホール野菜を買えないときは宅配サービスを使ってみるのもおすすめです。旬の栄養価高い、しかも無農薬のお野菜を手にすることができます。たかが野菜と考えているかもしれませんが、野菜の栄養をしっかりと摂ることでお肌がきれいになったり、精神面が安定したりすることもあります。
一度良い野菜を食べることを真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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