自然栽培で肥料を使わずに野菜を育てる京都府木津川市の赤穂さんを訪問

生産者インタビュー

おいしい野菜を求めて、京都府木津川市を訪ねました

 

 
今回ココノミスタッフが訪問させて頂いたのは、京都府最南端に位置する、人口約72,000人の木津川市。

奈良県に隣接しており、周辺の地域には寺社仏閣も多く、浄瑠璃寺三重塔や海住山寺五重塔といった国宝も多くあります。

この土地で無農薬農家を営む赤穂さんの農場は、駅から車で5分ほどの場所にありました。農場は、赤穂さんのお父様のご実家だったそうです。

この日はあいにくの雨でしたが、水持ちが良いという元田んぼの畑の土壌も拝見することができました。

 

愛知県の会社員から、農家へ転身

 

 
元々は愛知県の飛行機の製造会社でサラリーマンをしていた赤穂さんですが、2006年頃から自然栽培に興味を持ち始めたそうです。

その後、さまざまな農家さんを訪問し、約2年間の研修を行いました。

2012年からさらに1年間の研修を行い、ついにご自身の農場を開いたそうです。

はじめは、農場の看板商品である「赤米」をはじめとした米作りが中心でしたが、徐々に野菜も作るようになったのだとか。

本物の味、おいしい野菜をお客様に届けたい、伝えたいと想い続けているそうです。

 

「全ては多様性」という精神

 

 
「全ては多様性」というのは、野菜作りにおける赤穂さんの精神・信念です。

赤穂さんは1つの野菜ばかり育てていません。

それは、さまざまな野菜を育てることで、多様性を大事にしていきたいからです。

ただ単に農薬、肥料を使用しない自然栽培を行っているのではなく、「自然界の多様性」や「様々な異文化を受け入れる日本らしさ」まで考えて野菜作りを行っている赤穂さんの姿には、感銘を受けました。

 

サラリーマンと変わらない生計スタイルを実現したい

 

 
自然栽培である赤穂さんの農場では、肥料を使いません。

代わりに行っているのが、土を耕すこと。土地を借りた当初は、耕作放棄地で草が生えまくりの場所だったのだとか。

ただ、赤穂さんからするとその方がありがたかったとのこと。

その理由を「草のない場所に、野菜は育たない」という言葉で説明して下さいました。

草が枯れてそれを耕すことで、部生物が分解し、どんどん良い土になっていくのだそうです。

そんな赤穂さんの今後の目標のひとつは、一般の会社勤めと変わらない生計スタイルを、自然栽培の農家で実現すること。

それはご自身のためでもあり、農業界全体の発展にも繋がるとお話して下さりました。

 

赤穂さんの農園で採れるオススメ野菜


 
最後に、赤穂さんの農園で採れるオススメ野菜を聞きました。

まずはさつまいも。パープルスイート、安納芋などを拝見しました。

春菊などの葉物類も旨味たっぷりなんだとか。

赤穂さんの想いのつまったお野菜、是非チェックしてみてください。

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