ほったらかしで出来るデジマ(じゃがいも)と鶏肉のコンフィ
しっとりしながらもホクホク、鳥肉はホロホロとした食感のジャガイモ・デジマと鶏肉のコンフィです。
コンフィとは、低温の油でじっくりと火を入れるフランス料理の料理法。
時間がかかる上に大量の油が必要になるのですが、それを炊飯器とジップロックが解決してくれます。
この調理法の良さは、なんと言ってもほったらかしでも出来る事。
最初と最後に多少の手は加えますが、調理の手間はほとんどかかりません。
低温でじっくりと火が通るので、ジャガイモ・デジマが面白い食感になりますよ。
材料(2人前)
・ジャガイモ・デジマ 中2〜3個
・鳥もも肉(むね肉でも可) 2枚
・ローズマリー 3〜4本
・塩こしょう 適量
・にんにく(すりおろし) 1片
・オリーブオイル 200ml
①常温に戻した鳥肉に、すこしきつめの塩こしょうをします。
そのまま15分ほどおいておきますが、その間にジャガイモ・デジマの下処理をします。
よく洗ったら皮のまま一口大に切り、塩を適量ふります。
オリーブオイル(分量外)をひいたフライパンで焼きますが、弱火で10分程度で大丈夫です。
焦げないように注意しましょう。
②ジャガイモが焼けたら、少し冷ましてます。
冷ましている間に、同じフライパンで鶏肉の表面だけ焼き目をつけておきましょう。
焼く時間は強火で30秒づつくらいです。
その間に1リットル程度のお湯を沸かしておきます。
③ジップロックにジャガイモ・デジマと鶏肉、ローズマリー、すりおろしたにんにく、オリーブオイルを入れます。
保温状態にした炊飯器に沸騰したお湯を入れたら、コップ半分くらいの水を足して温度を少し下げます。
ジップロックをお湯に入れたら蓋をして、最低3時間、出来れば5時間ほど放置しておきます。
炊飯器の保温温度が選べる場合は、高温を選びましょう。
④出来上がった鶏肉を取り出し、最後にもう皮面もう一度焼いてパリッとさせたら完成です!食べやすいサイズにカットして、お皿に盛りつけましょう。お好みでマスタードで食べても美味しいですよ。
まとめ
奈良県天理市で有機農法を実践されている、西前さんから届いたジャガイモ・デジマ。
このデジマとは長崎の出島を差し、育成され始めたのが長崎だったことからつけられました。
あまり聞き慣れない種類のジャガイモですがその歴史は比較的古く、1971年頃から栽培されています。
皮が柔らく煮崩れしにくい、とても調理しやすい食材です。
歯ごたえを残しながらホクホク感も失わない、男爵とメークインの良いどりのようなジャガイモですよ。
柔らかな食感と甘みを、心ゆくまで味わってみてください。