夏バテ予防に!あやめ雪かぶと鶏肉のコンソメスープ煮
※シンプルでありながら、滋味深い味わいです
暑い時期は冷たいものを多く食べてしまうので、胃腸が弱りやすくなります。
なので身体を中から温めて夏バテしにくいよう、根も葉も丸ごと使ったコンソメスープに仕立てました。
淡白な味わいをもつ蕪は、脂のあるものと合わせるとより一層味が引き立ちます。
あやめ雪蕪は他の蕪に比べて皮が柔らかいので、丸ごと煮物にも使えるんです。
ホクホクと柔らかなあやめ雪蕪と、サッと火を通した葉のシャキシャキ感を楽しめます。
味付けはシンプルにコンソメとにんにく、あとは素材から出てくる旨味が肝です。
材料(2人前)
・あやめ雪蕪 3〜4個(葉も適量)
・鶏もも肉 1枚
・人参 1本
・にんにく 2片
・水 600cc
・コンソメキューブ 1個
・塩こしょう 適量
・オリーブオイル 適量
・ローリエ 2枚
・マスタード お好みで
①塩こしょうした鶏もも肉を、中火で両面に焼き目を付けます。
中まで火が通っていなくても大丈夫です。
※焼き目がついたら取り出し、食べやすい大きさにカットしておきます
②あやめ雪蕪は櫛形、葉の部分は3〜4cmのざく切り、人参は乱切りにカットし、にんにくは包丁でつぶします。
深めの鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが出るまで炒めましょう。
香りが出てきたらあやめ雪蕪と人参入れ、さらに炒めます。
※皮の部分に栄養が詰まっているので、皮は剥かずに使うようにしましょう
③野菜に適度な焼き目がついたら、カットした鶏肉、水、コンソメキューブ、ローリエを入れて強火にします。
沸騰してきたら灰汁を取り、弱火で10分ほど煮込みましょう。
④人参に竹串を刺して火が通っていれば葉を入れて1〜2分煮て、塩こしょうでを整えます。
器に盛りつければ出来上がり!
お好みでマスタードを添えても美味しいですよ。
まとめ
※小ぶりでありながら、身がしっかりとつまっています
あやめ雪蕪は紫と白色のコントラストが特徴的で、その紫部分にはポリフェノールが含まれてます。
酢漬けにするとポリフェノールがとけだして、2〜3日で全体がピンクに染まります。
葉の方にはビタミン類やカルシウムなど、多くの栄養が含まれるので無駄にするところがありません。
身の甘みと、皮の部分の爽やかな辛味のバランスがとても良いので、生で食べる時にはぜひとも皮ごと食べてください。
葉は醤油とみりんで煎ってふりかけにしたり、汁物の具にしたりと応用範囲も広いですよ。
三重県津市の實田さんが作ったあやめ雪蕪、余す事なく味わってくださいね。