インカのひとみ(じゃがいも)の甘さが引き立つ!さっぱりスープカレー
※食べ方は人それぞれ。スープにライスを浸しても、ライスにかけながら食べてもおいしいです
北海道が発祥のスープカレーは、インドネシアのスパイス料理、ソトアヤムが元になったと言われています。
普通のカレーとは違いスープと具を別々に調理するのが特徴ですが、今回はレシピを簡単にするため、最後に一緒に煮込んでいます。
本来ならスパイスを個別に使って香りを出しますが、色々揃えても中々使い切れなかったりするものです。
なので家で余りがちな山椒を使用して風味をプラスしています。
さらにお好みのスパイスを追加し、オリジナルのレシピにしていくのも楽しいですよ。
◆材料(2人前)
・インカのひとみ 中2〜3個
・鶏もも肉 2枚
・人参 1本
・玉ねぎ 1個
・ピーマン 2個
・にんにく 2片
・しょうが にんにくと同量程度
◆スープ材料
・水 700cc
・コンソメキューブ 2個
・カレー粉 大さじ1
・ケチャップ 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・ナンプラー 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・ブラックペッパー 適量
・山椒(花椒があればなお良し) 適量
・ローリエ 2枚
①インカのひとみは一口大に、人参は乱切り、ピーマンは半分にカットして種とヘタを取り除きます。
玉ねぎは薄くスライスし、しょうがを太めの千切りに、にんにくは包丁で潰しておきましょう。
鶏肉は両面に軽く塩を振っておきます(分量外)。
※鍋を2つ使うので、段取りをスムーズにするために事前に食材の下処理をしておきましょう
②鍋にオリーブオイル、にんにく、しょうがを入れて中火で炒めます。
香りが出てきたら玉ねぎを投入し、さらに炒めましょう。
※炒める目安は、投入時の量と比較して2/3程度になるくらいです
③玉ねぎに火が通ったらスープの材料を全て入れ、煮込んでいきます。
灰汁が出てくるので、丁寧にとっておきましょう。
④スープを煮込んでいる間に具材の調理をします。
油をひいていないフライパンに鶏もも肉をいれ、皮目を下にして中火で焼いていきます。
焼き目がついてきたらひっくり返してさらに焼き、両面に焼き目がついたら適当な大きさにカットしてスープの鍋に投入します。
⑤フライパンにインカのひとみと人参、ピーマンを入れ、鶏肉から出た脂で焼きます。
満遍なく焼き色がついたら、ピーマン以外をスープに投入しましょう。
この辺りで味見し、塩こしょうで味を整えておきます。
※ピーマンは火の通りが早いので、後から焼いてもいいですよ
⑥インカのひとみと人参に火が通ったか竹串を刺して確認し、火が通っていれば器に盛りつけていきます。
最後にピーマンをのせ、ブラックペッパーを散らせば完成です!
まとめ
※赤と黄色のツートンカラーが特徴的です
インカのひとみはその名前の通り、インカの目覚めから生まれた新種のじゃがいもです。
加熱するとまるで栗のような甘さを感じ、身もねっとりとホクホク。
油との相性もよく煮崩れしにくいので、今回紹介したレシピ以外に、揚げ物、煮物にもってこいなんです。
じゃがいもに含まれるビタミンCとカロチンはデンプンに守られているので、他の野菜と比べて熱に強い性質があります。
また余計な塩分を排出する効果のあるカリウムも含まれているので、濃い味付けの料理に添えられるのも、実は理にかなっているのです。
徳島県阿波市の小野さんが大切に育てた、無農薬・無化学肥料のインカのひとみ。
ぜひたっぷりと召し上がってくださいね。