苦みが旨味に!日野菜(かぶ)のペペロンチーノ和蕎麦風
日野菜かぶのペペロンチーノを紹介します。
ペペロンチーノと言っても、使う麺は和蕎麦。
意外に思うかもしれませんが、スパゲッティとはひと味違う風味が楽しめます。
日野菜は軽く火を通すことで柔らかな甘みと爽やかな苦みが際立ち、和蕎麦との相性も抜群。
味付けはオリーブオイルと塩というシンプルなものですが、 桜えびという和の食材を合わせることで、日野菜と和蕎麦が見事に調和した一品です。
材料(2人前)
・日野菜 3本
・蕎麦 2束
・釜揚げ桜えび 100g
・にんにく 1片
・鷹の爪 1本
・オリーブオイル 大さじ4〜5
・奥能登の海水塩 小さじ1/2
①日野菜の葉と根を切り分けます。
葉は3〜4㎝のざく切りにし、根は斜めに切っておきましょう。
同時に蕎麦を茹でるお湯を沸かしておきますが、茹で汁に塩はいれません。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、種を取った鷹の爪を投入します。
弱火で火を入れながらオイルに辛みを移していき、焦げる前に取り出します。
③中火に強め、釜上げ桜えびを入れます。
香ばしい香りが出てきたら、日野菜かぶの根を入れて炒めていきます。
日野菜かぶは火を通す事で甘みが強くなりますが、歯ごたえを残しておきたい場合は、ここでの火入れも軽めにしておきましょう。
④麺の茹で時間は、表示より1分か1分30秒短めに。
フライパンで和える時にも火が入るので、表示時間通りに茹でるとべたついてしまいます。
⑤茹で上がった麺をフライパンに移し、同時に日野の葉を入れます。
ソースと麺を絡める際に、茹で汁をお玉1杯分一緒にフライパンに加えましょう。
葉にも火が通りやすくなり、全体的にまとまりが出ます。
満遍なく混ざったら、奥能登の海水塩で味を整えて完成です!
まとめ
滋賀県日野市発祥の日野菜は、500年以上前から日本に根付いている伝統野菜です。
爽やかな苦みと心地よい辛み、豊かな香りが公家の間で評判になり、天皇家へ献上されたという記録が残っています。
日野菜といえば「さくら漬」といわれる程、漬け物にすると美味しい野菜です。
その優美な色合いから、近年では祝賀料理の素材としても使われるようになりました。
漬け物もいいですが、それだけではもったいないほどの可能性を秘めています。
小野さんさんの無農薬日野菜、葉の先から根っこの先まで余す事無く食べ尽くしましょう!