次のレシピは、メキシコ料理でよく見るトルティーヤです。
トウモロコシ粉は手に入りにくいので、強力粉で代用しています。
生地作りは慣れないと大変ですが、いざ作ってみると楽しいものです。
あまった生地は焼いて冷凍もできますので、多めに作って置けばいつでもトルティーヤが楽しめますよ。
クレソンに合わせる具は、インド料理のタンドリーチキン。
さらに簡単サルサソースも添えて、一皿の中に多国籍な雰囲気を詰め込みました。
しゃっきりクレソンにしっとりチキン、もちもちトルティーヤは朝食にもおやつにももってこいです。
材料(6枚分)
・クレソン 好きなだけ
・鶏胸肉 1枚
トルティーヤ
・小麦粉(薄・強力粉どちらでも可)150g
・塩 ひとつまみ
・オリーブオイル 小さじ2
・お湯 100〜120cc
・打ち粉用小麦粉 適量
タンドリーチキン漬け液
・プレーンヨーグルト 大さじ2
・カレー粉 大さじ1
・塩 小さじ1
サルサソース
・たまねぎ 1/4個
・ピーマン 1個
・にんにく 1片
・ケチャップ 大さじ3
・レモン汁 小さじ1
・タバスコ お好みで
①まずタンドリーチキンから作ります。
フォークを使って満遍なく鶏肉に穴をあけ、ヨーグルト、カレー粉、塩をジップ付きの袋に入れてよく揉み込みます。
②次にトルティーヤの生地。
まず大きめのボウルに水以外の材料をいれ、ゴムベラで混ぜます。
段々と粉がまとまってきますので、少しずつお湯を足して手で捏ねます。
使う粉によってお湯の量は変わってきますので、混ぜながら足すようにしましょう。
べたついてくるようならお湯の量が多いので、小麦粉を足して固さを調節します。
耳たぶ程度の固さになったら、30分程おいてなじませます。
③②の生地を6等分にし、綿棒で平にします。
生地がくっつきやすいので打ち粉を忘れないようにして、伸ばす大きさはフライパンの大きさに合わせてください。
トルティーヤを焼く前に、タンドリーチキンをグリルにいれておきましょう。
魚焼きグリルであれば中火で20〜30分、焦げないように注意しながら、適度に裏返します。
④トルティーヤは油を引かないフライパンで、強火に一気に焼きましょう。
片面が1分程度、皮の端から膨らんでくるので、フライ返し等で抑えながら焼きます。
焦げ目が付いたら裏返し、また抑えながら焼きます。
⑤肉が焼けるまでの間に、サルサソースの用意です。
たまねぎとピーマンはみじん切りに、にんにくはすり下ろします。
そこにケチャップとレモン汁を加え、タバスコを足しましょう。
好みの辛さになればサルサソースの完成です。
⑥グリルに入れたチキンに火が通ってるか確認します。
分厚い部分に竹串を刺してみて、透明の肉汁が出てきたら大丈夫です。
チキンをそぎ切りにして、クレソン、サルサソースとともにトルティーヤで巻けば出来上がり!
まとめ
農薬や化学肥料を使わず精魂込めて野菜を作っているオーガニック・ファームGTOさんから採れたてのクレソンが届きました。
クレソンと聞いて思い出すのは「マルサの女」の監督として有名な伊丹十三。
彼はエッセイの中で「サラダというものは、第一に野趣のあるものでなければならない」と言い、クレソンサラダの作り方を挙げています。
今回届いたクレソン、ほんのりとした苦みとピリッとした辛味が、まさに野趣そのものの素敵な出来映え。
その良さを活かすため、いつも紹介する料理よりも一手間加えたレシピが多いですが、ぜひ試してみてくださいね。
2017.02.07
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書いた人:料理男子
兵庫県に在住。趣味の料理が高じてレシピを作るお仕事をいただくようになり、フードライターに。
妻と5匹の猫と暮らしています。