宮崎県小林市の霧島連山の北麓にある有機農業を行う堀さんを訪問

生産者インタビュー

南九州は宮崎県、霧島連山の北麓で野菜は逞しく育っていた

今回スタッフが訪問したのは、南九州は宮崎県小林市。霧島連山の北麓にある小さな町で農業を営む堀さんです。

農場に使用している土地は堀さんのお父様が探してくれたそうで、元々はお茶畑だったため水はけがよく、標高も高いため寒暖差があります。

また、基本的には温暖な気候の南九州の中でも、堀さんの農場の地域は冬季には積雪があり、程よい寒さが野菜をたくましく美味しく育ててくれるそうです。

 

家族の反対を押切り、会社員から夢だった農家へ転身

堀さんは子どもの頃「地球にやさしい男になりたい」という志を胸に、高校卒業後は東京農業大学へ進学し、有機農業を学びました。

大学卒業後1年くらいは、東京の自然食品を扱う会社に勤めていましたが、やはり自分で作りたいと思い脱サラ、農家へ転職する決意を固めました。

その後、3年間は岐阜の有機農家さんで修行し、地元に恩返ししたいという気持ちもあり、地元である小林市へ帰り、独立して専業農家に。

そのとき、農家として独立することに家族・親戚から猛反対されたそうですが、最終的には「本気で農業をやりたいならやれ」と、お父様が背中を押してくれたそうです。

 

風・水・土・人に恵まれた豊かな土地で、無農薬、露地栽培に挑戦

農業大学で農薬や化学肥料を使わない有機農業を学んだ堀さんは、「有機農業なら小林市の環境を守りながら野菜つくりができる」と感じたそうです。

専業農家として独立後の堀さんは、そのときの夢を着実に実現しています。

まず無農薬・無化学肥料での栽培を基本として、肥料には自家製堆肥、自家製腐葉土を使用しています。

自家製腐葉土を使用する理由は、肥料が土に還り、野菜を育て、また肥料になるという循環が生まれ、環境に負荷がかからないためです。

また、露地栽培にも挑戦しており、作るのがなかなか難しい「露地栽培トマト」にも成功しています。

とても美味しいと評判らしいですよ。

 

小林市の有機農業を活性化するために、夫婦で頑張っていらっしゃいます

農業を通じて小林市の環境を守っていこうと努力している堀さんの夢は、小林市の有機農業を活性化させることです。

その夢の実現のため、有機農業の起源である「自分や家族が安心して食べることができる、おいしい野菜を作る」という理想を自分ひとりだけではなく、

小林市の沢山の農家さんたちと共有したいという思いから、小林オーガニックという農家グループを立ち上げました。

小林市の環境を守りながら、おいしい野菜を作るため、堀さんは今日も明るく元気に、美しい奥さまと2人で畑仕事をしています。

 

露地トマトの他にも、甘味のあるカブや大根もオススメ

堀さんの農場で育てた野菜は、先程紹介した露地トマトをはじめ、霧島連山の寒さがたくましく育てたカブや大根もオススメです。

カブは鶏肉の塩煮に、大根は豚巻大根にするのが、堀さんに聞いた野菜の美味しさを引き出す調理方法です。

堀さんのたくましいお野菜に乞うご期待ください!

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