年間80種を扱う徳島県阿波市の有機野菜農家小野さんを訪問

生産者インタビュー

徳島へ出発!どんな出会いが待っているでしょうか

入社後、初めての淡路島・徳島出張
アポ先の都合で時間変更 少し遅めの出発なったが、こんなことはよくある事。

天気も良くドライブ気分、ただ運転は弊社代表。ちょっと気を使う。
入社 20日の新入りが助手席・・・ちょっと複雑。

今日の予定は3つの商材を仕入れること!初めての商談に期待と不安でドキドキします。

明石海峡大橋

明石海峡大橋

阪神高速道路・神戸京橋インターより明石海峡大橋を渡り、とりあえず昼食を済ませ、 本日の〔目的1〕淡路のびわ入手
淡路サービスエリアで一個 見つけるが、 生産者の名前が未記載!
最近の個人情報保護のせいでしょうか。

 

阿波和三盆はスゴかった

気を取り直して〔目的2〕阿波和三盆の郷

神戸阿波鳴門道より高松道板野インターチェンジを通過し阿波和三盆の郷着。 阿波製糖郷に車を止め向かいの岡田製糖所を訪問。

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阿波和三盆糖の岡田製糖所は、国内に残る三箇所の和三盆糖の製糖所のひとつで、200 年の歴史ある たたずまいと静寂の中に、風格を感じる場所です。

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暖簾をくぐり引き戸を開けて、室内に入るとほのかな甘い香りを感じるお店で、笑顔の素敵な女性が迎えてくれました。

突然の来訪をお詫びし、社長に面会をお願いすると、快諾して頂き、なおかつ商談までおつきあい頂き、無事商談成立、感謝です。

岡田社長 様談より

『国内の和三盆製造元は、讃岐和三盆と阿波和三盆の二カ所です。』

『私どもは農家さんと同じで、サトウキビを育て、サトウキビから抽出した糖を磨く、機械化はされましたが
200年前の製法で手づくりをそのまま守り自然の味を維持し多く のお客様に支えられてここまで来ました。
岡田製糖所は砂糖の製糖所ですから、和菓子を作ることはありません。
砂糖には品質法上の賞味期限の表示が不要で法令的にも問題ありません。
そう言う意味でも農家さんと同じなんです。』

おごる事もなく、穏やかに語る社長でした。

※お砂糖のように非常に品質が安定した食品で、通常の保管状態では腐敗や品質劣化の心配のない食品については
賞味期限及び保存方法について、表示の省略が認められております。(加工食品品質表示基準 第3条7)

■岡田製糖所
〒771-1310 徳島県板野郡上板町泉谷
TEL:088-694-2020
FAX:088-694-2221
URL:http://www.wasanbon.co.jp/

 

有機野菜の農家、小野さんにお話を伺いました

16 時 30 分 〔目的3〕小野さんの農園に訪問し小野様と入倉様に面会

小野さん

小野さん

入倉様談より

『2011 年から徳島に移住し有機農業を手がけていますが、周囲の農家さんから理解してもらえず、苦労しています。
移住して間もなく、近隣の農家さんが畦に草が生えていたので、除草剤を撒いといたとか農薬の 恐ろしさを理解していない農家さんが多いんですよ。

また徳島は四国霊場八十八ヶ所巡るお遍路さんをもてなす、お接待(※1)の文化が根付いています。
野菜は売買する感覚より、あげる、もらうと言うか、売買として成り立ちません。

販売もなかなか難しく、フレンチのレストランや直売所が販売先で、必然的に取り扱う品種も多くなってしまいました。』

(※1)お接待とは無償でお遍路さんにお菓子や飲み物などを施すことを言います。

小野さんが畑から戻り、商談に加わる。

『畑は全て休耕地をお借りして、点在しています。遠い所は車で10分程度かかる場所も含め25枚の畑をお借りしています。
お取引先の要望で取り扱い品種は年間80種とかなり多いです。つい最近も麦を収穫し、稲作にしかかる所と次々に仕事があるんですよ』

次世代の育成にも取り組む小野さん

最近農家の人口は高齢化と減少しています、休耕地も増えていませんか

『昨今、農業をしたいと言う若者もいるんですよ、実は明日から実習に来る子がいるんです。
海外ではウーフ(WWOOF)と言う仕組みがあるんです。「食事とベッド」を提供する側をホストといい、「農業労働力」を提供する側をウーファーと言います』

話は尽きないが、この辺で終了。

今回の出張は阿波和三盆糖と無農薬栽培のお取引だったが無事に終了。

得ることの多い出張だった。

徳島の皆さん、ありがとうございました。

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