ほのぼのハウス山口さんの農場通信 vol.5

生産者インタビュー

ココノミの提携農家、ほのぼのハウス山口さんの情報誌

今回も、ココノミの提携農家さん「ほのぼのハウス山口さん」が月次で作っている情報誌「農場通信」を山口さんに許可を頂き、ココノミ新聞でも掲載させていただける事になりました。
大人気の平飼い卵をはじめとして、多種多様な野菜を作っている山口さん。
その山口さんのリアルな状況や、役に立つ情報等満載なので、是非読んでみてください。

八十八夜

里山の木々は透き通るような新芽を出し、日に日に色をかえ、つややかな緑をたたえてくれます。
緑野にあふれ、五感が喜ぶのを感じます。特に柿若葉は、高原の湖畔のような透明感のある光沢を放ち、ずっとみとれてしまいます。
里山の四季の彩利の中でも多様な小鳥の鳴き声の中に流れる豊かな時間でもあります。

4月には、異常な雹が降ったり、夏のような雷や大雨が降ったりと異常な気象に悩まされました。
ほとんど夏に向けての作業も進んでおらず、ここは辛抱と思い、じっとしております。長雨にも腐らず、干ばつにもかれさせない畑づくりを推し進めていく必要を感じております。

いよいよ立春の雪解けとともに蒔いた葉物野菜が順調に収穫のときを進めています。
特にコカブは緑のはっぱのコーンにのったソフトクリームのようなカブということで、子供たちには逆さ向けて畑のアイス!といってガブッと食べています。
送りたてはまだまだ生で食べれるほど瑞々しく甘いのでぜひ逆さむけて丸かじりしてみてください。

今日は八十八夜。節季のひとつで、立春から数えて88日目にあたる日の事です。暦の上では、この日から夏にになり昔から農作業を始める日としての目安になりました。
確かに、日中の風当りが不思議なもので昨日と今日で違います。そして、八十八夜の別れ霜という言葉があり、このあとは霜の心配もなく、畑に苗を植えたり、夏野菜の種をじかまきしたりと、いよいよ畑での作業がはじまります。

岡山豪雪の折には皆さまから励ましのお言葉、祈り、お見舞いを沢山いただきました。一晩にして10年間の歳月日々、汗を流して積み立てていったものが、崩れ落ちたように思い伏せておりました。
しかし、翌日には方々から人が集まってくれ、またやれるんだと震い立たせてくれました。この間築いてきたものは、目に見える機械でも倉庫でもなく、仲間、繋がりこそ、私たちが築いてきたこと大切にしてきたんだということを知りました。これほどの財産はないなと思い、種をまいた春一番の野菜をぜひ召し上がれ。


今年はさつまいもうえきを導入してみました!
熟練スタッフと植えつけ一本勝負!
結果は見事大差でスタッフの勝ち。早さ、綺麗さ、真心全てにおいて。機械撃沈…
なによりも人です!

広島レモン農家の援農もあり、スタッフの皆さん早朝から降り出しまでありがとうございました!10000本植えれました。
また来週雨の前に植えましょう!


山口さんのさつまいも

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