ほのぼのハウス山口さんの農場通信 vol.1
ココノミの提携農家、ほのぼのハウス山口さんの情報誌
今回は、ココノミの提携農家さん「ほのぼのハウス山口さん」が月次で作っている情報誌「農場通信」を山口さんに許可を頂き、ココノミ新聞でも掲載させていただける事になりました。
大人気の平飼い卵をはじめとして、多種多様な野菜を作っている山口さん。
その山口さんのリアルな状況や、役に立つ情報等満載なので、是非読んでみてください。
2023.元旦
新年明けましておめでとうございます。
きよきよしい新しい年を皆さんと迎えられたことを大変うれしく思います。これも懸命に働くスタッフ・仲間、資材の納入業者、全国でわれわれの野菜を買ってくれるスーパーや八百屋、直接のお客さん、皆さまのおかでであることを感謝して、今日からはじまる新しい一年を皆さんと手を取りあい、素晴らしい一年にしてきたいと思っています。
年末以降のきなみ氷点下の天候がつづき、やまなみの稜線は白い雪に覆われ、青い澄み切った空に白い雪、静寂の中に生命の静かな鼓動を感じます。兎年になりました。「飛躍の年にしたい」そんな思いで今日も土の上にたっています。しかし、資材や燃料の高止まりに、コロナによる物流の混乱や外食産業の停滞など私たちの農業を取り巻く環境は昨年以上に厳しい状況が続いていきそうです。このような政治的要因はもちろん、温暖化による環境の変化や自然災害など、さまざまな変化や困難と対峙しよりよい生産を進めていく不断の努力の必要性を染み沁み感じております。
このような置かれた環境の悪化により、離農者が増え昨年末から預かってほしいという農地の要望が数件あり、地域における生産量のウエイトが益々高まってまいりました。お客さんへの良品の安定供給にもまして、農地の維持から里山環境の保全といった新しい命題も少しずつ担っていくことになることを痛感し、農場経営を進めていくことになりそうです。飛躍の原点はよき伝統は守り、新しいことには挑戦する事ですが、いずれも日々の地道な自然と人への謙虚な取り組みだと思っています。
平和な世の中で農業でき、子ども達が不安なく生き、脈々と文化を育めることを思いながら、この冬はしっかり土づくりをしていこうと思います。どうか皆さまも平安の中に、温かく滋養のある食事に囲まれますように。
カラー大根のおすすめの使い方
熱を加えても甘みが増し美味しく、お酢を加えても彩り豊かになりますが、まずは薄く切って塩をかるくまぶして生で食べてみてください。