野菜によって違う?美味しく食べるための洗い方!

豆知識

みなさん、美味しく野菜を食べていますか?
美味しく野菜を食べるには、切り方とか、調理方法とかいろいろあると思いますが、今回は「野菜の洗い方」についてお話しします。

野菜別に洗い方を知っておけば、野菜の味や風味がダイレクトに伝わりますし、安全に食べられますよ!
また、洗わなくてもいい野菜もあるので、それも含めて知ってもらえればなと思います。

 

どうして野菜を洗わないといけないの?

1.野菜に付いている土などを取り除いておくと、野菜の風味や味がより伝わるから

2.バクテリアや小さな虫が野菜に付いており、食中毒などのリスクを抑えるため

3.農薬を使っている野菜の場合、野菜の表面に農薬が付いているため

いわゆる有機野菜と呼ばれている野菜は、農薬を使っていない無農薬野菜なので、3の理由は当てはまりませんが、土やバクテリアは付いているので、野菜別に正しい洗い方をマスターしていきましょう。

 

野菜の洗い方-基本編-

1.大きめのボウルなど、洗い桶にたっぷりと水を貯め、野菜を入れる

2.流水で30秒~1分ほど野菜を洗う

基本的にはこの2点を守れば、しっかりと野菜を洗えます。

もし、それでも虫などが気になる場合は、酢を3倍程度で希釈した溶液を作り、それをスプレーにして吹きかけてから水で洗い流すのも効果的です。

しかしながら、洗う際に注意する点もあります。

1.野菜を水に漬けるのは5分以内

2.ボウルの水が汚れたら入れ替える

水の中につけすぎると、野菜の香りが抜けてしまい、風味が損なわれてしまいます。

また、野菜にはビタミンCなど水に溶けやすいミネラルも含まれているので、あまり長い時間漬けすぎると栄養素が抜けてしまい逆効果です。

軽く汚れを落とす程度で水から上げ、流水で汚れを落としましょう。

 

次に、野菜別の洗い方についてお話しします。

葉物野菜の洗い方

小松菜、水菜などの青菜

・葉の部分に虫や泥が付いているので、洗い桶で汚れを落とす

・根元の部分は特に泥が付いているので、茎を広げるようにし流水で洗い流す

・三つ葉やハーブ、ベビーリーフなどの小さな野菜は、何度か水を入れ替えながら貯めた水の中で洗い、水気をよく切る

そのほか、葉付き人参や大根、かぶなども、葉の根元をこのように洗うとよいでしょう。

 

キャベツやレタスなどの葉物野菜

・キャベツ・・・葉の付け根に包丁を浅く入れ、切れ目から1枚ずつはがして洗う

・レタス・・・1枚ずつはがして丁寧に洗う。1回で全部使う場合は心をくり抜き、そこへ水を流し込むと葉がはがれやすくなる

葉をパリッとさせたい時は、大きな葉のまま、氷水に2~3分つけると、歯ごたえのある食感になります。

 

ブロッコリーやカリフラワーの洗い方

・房の中に小さな虫がいることが多いので、房の部分を水の中に入れ振り洗いをする

・洗うときは、小房に分ける

豆苗やかいわれ大根など発芽野菜の洗い方

・根元の部分を切り落とし、水の中で振り洗いをする

 

いも類、根菜の洗い方

・泥が付いていることが多いので、ブラシやたわしなどでこすって泥をよく落とす

・泥がかなりついている場合は、泥付きのまま水につけておき、泥が落ちやすくなったらブラシ等でよく洗う

・洗った後はざるに上げ、水を切ってから使う

ごぼうの場合は、洗いすぎると皮がはがれてしまい、風味を損ねてしまうこともあるので注意してください。

流水でさっと洗うだけでよい野菜

トマトやゴーヤ、アスパラガス、きゅうり、さやえんどう、さやいんげんなどは、表面の汚れを洗い流して召し上がれます。

 

洗わなくてもよい野菜

きのこ類・・・水を吸うと味が落ちるため。泥や汚れがあればペーパータオル等で軽くふき取る

※なめこは例外で、ぬめり気の中に不純物が含まれていることがあり、流水で軽く洗います。

・玉ねぎ、にんにく、とうもろこし・・・表面が皮で覆われており、中に汚れが付いていないから

 

果物の洗い方

実が柔らかく繊細な果物(もも、ぶどう、いちごなど)は、ためた水の中でやさしく洗いましょう。

 

まとめ

普段の料理で使っているけど、初めて知るような洗い方もあったのではないでしょうか?

調理する前に、洗い方もひと手間加えると、安全に、もっとおいしく野菜を食べられます。

これを読んで、おいしく野菜をモリモリ食べていきましょう!


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