「和と調和を大切に」広島県東広島市の無農薬・無化学肥料農家の村岡さん訪問

生産者インタビュー

おいしい野菜を訪ねて、広島県東広島市へ

今回ココノミスタッフが訪問させて頂いたのは、広島県東広島市で無農薬農家を営む村岡さんの農園です。

農園がある広島県東広島市は、人口が約186,000人、福成寺や長福寺などの有名な寺院がたくさん有ります。

酒蔵が多いことでも有名で、観光スポットになっているほどです。

冬になると農園はかなりの寒さになるそうで、寒暖差が激しいという点も特徴です。

また、畑の土壌は粘り気のある粘土質で、水持ちが良いそうです。

農業をはじめたきっかけは、地球温暖化

村岡さんが農業をはじめる最初のきっかけとなったのは、大学卒業後に福岡県で会社員をしていた頃に聞いた地球温暖化の話でした。

深刻になりつつある地球温暖化の話を聞くうちに、自然に寄り添ったライフスタイルについて考え始めたそうです。

数年後、30代の頃にテレビ番組で自然農法のことを知り、地球温暖化をはじめとする地球環境のさまざまな問題の解決策として、「農」を基本にしたライフスタイルを目指し始めたのだそうです。

その後、広島県で家庭菜園をしながら、ボランティア活動や講演会の運営に携わり、最終的に現在の農園を開かれました。

無差別に生き物を傷つける農薬は使用しない

村岡さんが農薬を使用しない理由の1つに無差別に生き物を傷つけたくない、という想いがあります。

村岡さんが大事にされている「和」と「調和」の精神に繋がる想いだと感じました。

肥料は緑肥、米ぬか、発酵鶏糞、卵殻、ニガリ(海由来のミネラル)、蛎殻(カルシウム)などを使用しているそうです。

緑肥とニガリなどによりミネラルを補充することで、おいしい野菜を栽培することを目ざしているとのことでした。

 

村岡さんに聞いたオススメのお野菜

村岡さんに、これから採れる旬なオススメ野菜についてお聞きしました。

ちなみに、村岡さんの畑では、年間30〜40種類ほどの野菜を栽培されているそうです。

まずは「さつまいも」。甘味があり美味しいため、人気が高いそうです。

また、春から採れるのが「みさきキャベツ」。旨味と甘味がたっぷり詰まったキャベツなのだそうです。

どれも聞いていて、収穫の時期が楽しみになるお野菜ばかりだと感じました。

 

つくるひとの想いや心が、野菜に伝わる

今回、村岡さんに取材をさせていただいて印象的だったお言葉が、「つくるひとの想いや心が、野菜に伝わる」というものでした。

村岡さんの野菜は、直売所や道の駅での販売が多いのだそうです。

地元のお客様から愛されている様子を見ると、野菜作りを通じて地球環境を良くしていこうという想い、また美味しい野菜を作りたいという想いが、お客様にも伝わっているのだと感じました。

村岡さんは農園の目的として、「農薬不使用・化学肥料不使用の生き物に優しい豊かな農園をつくること」と、「地域と繋がった農園経営をすること」の2つを掲げられています。

真面目で丁寧、そして地球環境の改善にも尽力している村岡さんの想いが詰まったお野菜、ぜひチェックしてみてください。

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