暑い夏を乗り切る京都のうまい夏野菜

身体に良くておいしいのが、旬の野菜の魅力。なぜなら、旬の野菜はその季節に身体が欲する成分をしっかり蓄えているから。例えば、夏野菜には、暑い夏を乗り切るために身体を冷やしたり食欲増進させたりする効果があります。そんな夏野菜は、日本の中でも蒸し暑いことで知られる京都の食卓にも欠かせないもの。

今回は、食の都・京都で育ち愛されてきた京都の野菜についてご紹介します。

知っているようで知らない、京野菜

京都の野菜と聞いて「京野菜」という言葉が浮かぶ人は多いかもしれませんね。JA京都では管内で生産された野菜全てを「京野菜」と呼んでいます。

京都府ではさらに、明治以前から栽培されていた長い歴史を持つ野菜37種類を「京都の伝統野菜」と認定。また、京野菜や他の農林水産物のなかでも特に優れた品質が保証され、安心・安全と環境に配慮した生産方法に取り組んでいるものを「京のブランド産品」として31品目認定し、ブランドマークを貼って流通させています。

また、京野菜は栄養面においても特徴があります。京都府立大学などの研究によって、京野菜には抗酸化作用・発がん抑制などの機能性成分を豊富に含むことが明らかになっています。

夏に食べたい京都の伝統野菜、3選!

京都の伝統野菜で、京都のブランド産品にも該当する野菜は全部で13品目。そのなかでもおすすめの夏野菜を3つご紹介します。

伏見とうがらし 出回り時期:5月上旬~10月下旬

伏見とうがらしは、江戸時代から栽培されている細長いとうがらしです。最も長い品種では20cmになるものもあります。カルシウム・食物繊維・カロテン・ビタミンCが豊富です。やわらかで辛味がなく、軽く焼くほか、煮物や天ぷらなどでおいしく食べられます。

鹿ケ谷かぼちゃ 出回り時期:7月中旬~8月上旬

約200年前、津軽地方から持ち帰った種を育てたのが鹿ケ谷かぼちゃの始まりだといわれています。実はきめ細かく粘り気があり、煮炊きしても型くずれしません。ひょうたん形の外観を活かし、中にひき肉を詰めるなどの料理法もあります 。カロテン・ビタミンEが豊富です。

賀茂なす 出回り時期:5月上旬~10月下旬

賀茂なすは、丸い形状が特徴的で、1個250g~300gもある大型の丸なすです。「なすの女王」とも呼ばれています。肉厚で実はしまっていますが柔らかく、かつ煮炊きしても型くずれせず、揚げ物にも最適。京都では、丸形を活かした田楽も親しまれています。皮にはポリフェノールが含まれています。

もっと知りたい、夏に旬を迎える京都の野菜

夏に旬を迎える京野菜は、こちら。

万願寺とうがらし 出回り時期:5月下旬~10月下旬

万願寺とうがらしは、大正末期に伏見とうがらしと大型ピーマンが交雑して生まれたといわれています。肉厚でボリュームがあり、甘さとやわらかさが特徴です。

京山科なす 出回り時期:6月中旬~10月下旬

卵を大きくしたような丸みのあるふっくらとしたなすです。皮・果実ともにやわらかく、煮物・焼きなす・ぬか漬けなどに適しています。

京こかぶ 出回り時期:5月上旬~7月中旬、9月中旬~12月中旬

白い肌と美しい形状が特徴の小かぶで、きめ細やかな肉質と精細な甘みがあります。京料理の「かぶら蒸し」に使われますが、サラダなど生食にも向いています。

万願寺とうがらし 出回り時期:5月下旬~10月下旬

丹波黒大豆から生まれた夏限定の枝豆です。粒が大きくコクがあり、甘みがたっぷりでもちもちした食感が楽しめます。

まとめ

伝統野菜は特にそうですが、京野菜は一般の野菜と比べて形・大きさ・彩りが異なるものが多く、見た目がとても新鮮です。また味や香りの面でも、古くからの野菜の特徴を色濃く残しており、独特の味わいがあります。いつもの食事メニューも、京野菜を使うだけで一味ちがったものになるかもしれません。気になる方は、ぜひ個性派の「京野菜」を夏の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2017.09.13

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