ケールと塩豚のポトフの洋風おでん
塩豚の代わりに鶏肉を使っても美味しいです。その場合は手羽元や手羽先を使うと、骨から出汁がよく出るのでおすすめです
ポトフは「洋風おでん」と言えば馴染みがいいでしょうか。
大きく切ったり丸ままだったりの野菜を、豚肉や鶏肉、ソーセージと煮込むだけで出来る簡単で見た目にも豪華な料理です。
今回使った塩豚は、豚の固まり肉に塩をまぶして寝かせたもの。
豚肉の固まりに満遍なく塩をふり、キッチンペーパーを巻いて冷蔵庫の中で寝かせます。
一日寝かせれば使えるようになりますが、キッチンペーパーを毎日取り替えておけば1週間以上はもちますよ。
3日以上塩漬けした豚肉を使う場合は、煮込む前に下ゆでして塩抜きしておきましょう。
塩豚のコクをケールや野菜が吸い、素直な美味しさを感じられるレシピです。
材料(2人前)
・ケール 5~6枚
・塩豚 300g
・ジャガイモ 小4個
・人参 1本
・たまねぎ 1個
・ローリエ 2~3枚
・コンソメ キューブ1個
・ブラックペッパー 適量
・マスタード お好みで
①塩豚を固まりのまま、フライパンで軽く焼き目をつけておきます。
強火にして脂身から焼き、全面に焼き色がついたら大きめの鍋に入れます。
②人参は皮をむいて大きめの乱切りに、ジャガイモとたまねぎは皮をむきそのまま鍋に投入します。
鍋に入れた具材が浸るくらいの水を入れ、強火にかけます。
③沸騰してきたら弱めの中火にし、灰汁を丁寧にすくいます。灰汁が取れたらごく弱火にし、ローリエとコンソメを入れて蓋をしたら2~30分煮込みます。
④人参、ジャガイモに火が通ってるか確認します。竹串を刺してスッとさされば火が通った証拠です。そこにケールを入れ、再度蓋をして5分程煮込みます。
⑤ケールがしんなりしていれば、皿に盛りつけて完成です。ブラックペッパーを散らし、お好みでマスタードを添えましょう。豚肉の奥まで塩分が入っているので、追加での味付けは一度食べてみてから調節してください。
まとめ
ケールはその名前から、最近日本に入ってきた野菜なのかと思いきや、江戸時代にはすでに日本に伝わって栽培されていました。
羽衣甘藍(はごろもかんらん/甘藍はキャベツの意味)と呼ばれ、一年を通して採取されますが、だんだん寒さが強くなってくる今からの時期が一番美味しい時期なのです。
ケールは緑黄色野菜の中でもビタミン群の含有量はトップクラスで、カルシウムも牛乳の2倍。
まさに緑黄色野菜の王様と呼ぶにふさわしい食材です。
ただ今回は身体にいいから食べてみよう、というのではなく、美味しいから食べたいと思えるケールレシピを考えてみました。
手軽にこれだけ栄養のある野菜が取れれば、寒くなってきても怖いものなしです。
ケールで美味しく免疫力を上げましょう!