有機野菜と無農薬野菜の違いや
メリット・デメリットを
しっかり知って選ぼう!
農薬は危険!外国産よりも国産が安全!
何となく有機野菜って美味しそう。
こんなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
有機野菜と無農薬野菜の違い、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解し自分のニーズに合った農作物を選べるようになりましょう!
家族や子供の健康を守るために知っておいて損のない知識を徹底解説します。
栽培方法の種類
- 慣行栽培
- 一番一般的な栽培方法であり、市場に流通している多くの野菜は慣行栽培で作られています。
農薬や化学肥料が使用される栽培方法です。 - 有機栽培
- 有機JAS規格に則って、禁止された農薬や化学肥料を使用しない栽培方法です。
有機野菜やオーガニック野菜とは、有機栽培で作られた農作物です。 - 特別栽培
- 節減対象農薬の使用回数や使用される化学肥料の窒素成分量が慣行栽培の5割以下である栽培方法です。
- 自然栽培
- 農薬や化学肥料はもちろん、鶏糞のような有機肥料も一切使用しない栽培方法で難易度が一番高いと言われています。
有機JASとは?
JAS法は、農産物や畜産物など、食べ物の安全性を守るための生産過程の決まりを細かく定めています。
すべてを読むのはとても長くて難しいので、野菜に関するごく一部(有機JASの条件)を、分かりやすく抜粋してみましょう。
- 土を使った栽培で、堆肥などで土作りを行なっていて、2年(多年生の作物においては3年)以上の期間禁止された農薬や化学肥料を使用しない。
- 生物や自然環境への負荷をできるだけ低減している。
- 遺伝子組換え技術を使用しない。
この条件をクリアし、認定を受けると有機JASマークを付けて農産物を販売することが可能となります。
有機野菜とは?
メリット・デメリットは?
有機野菜とは、有機JAS規格を取得した農産物のことを言います。
似た言葉にオーガニック野菜という言い方もありますが、有機野菜と同様です。
有機JAS規格を取得しないと、有機野菜・オーガニック野菜という言葉は使うことができません。
ただし、有機JASでは全ての農薬や化学肥料が禁止されているわけではありませんので、有機野菜=必ずしも無農薬ではないということをしっかりと認知しておく必要があるでしょう。
それでは有機野菜のメリットやデメリットを考えていきましょう。
メリット
- 有機野菜は安心
- 有機JAS規格の認定を受けているため、野菜が化学物質の影響をあまり受けていないという点が慣行栽培の野菜と比較して、安心感を得られる理由となるでしょう。
- 有機野菜は環境にやさしい
- 環境負荷への配慮が声高に叫ばれる昨今、化学肥料の使用を制限している有機栽培で作られた野菜は慣行栽培と比較して、地球環境にやさしいと言われています。
- 有機野菜は美味しい
- 一般的に農薬は害虫駆除のためだけではなく、人工的な成長促進にも使われます。外見的な野菜の成長を早める一方で、栄養素や風味・旨味が追い付かないことがあります。
デメリット
- 有機野菜は100%安心ではない?
- 有機野菜という言葉には「安心安全」というイメージが強いと思います。
ただし、これまでにも記載してきた通り、一部の農薬や肥料の使用は認められていますので、完全に無農薬・無肥料とは限らないことを知っておく必要があるでしょう。 - 有機野菜は値段が高い
- 有機野菜は慣行栽培の野菜と比較して、値段が高いことが挙げられます。慣行栽培よりも収穫量が少なく、手間もかかるためです。
- 有機野菜は見た目が不揃い?
- 有機野菜は見た目が不揃いのことがある点も覚えておく必要があります。
慣行栽培と比較して自然に近い形で栽培されるため、野菜の形がひとつひとつ違っていたり、時には虫食いがあったりすることがあります。
綺麗な野菜、形の揃った野菜が一般流通では当たり前となった現代では、デメリットと感じる方も多いかもしれませんね。
無農薬野菜とは?
メリット・デメリットは?
無農薬野菜とは、生産工程において、一切農薬を使わずに育てた野菜のことを言います。
無農薬栽培をしている農家さんは小規模生産農家が多いのが現状です。そのため、有機JAS認証を取得するためにかかる手間やコストをかけていられないといった理由もあると聞きます。
また、慣行栽培や有機栽培は程度の違いこそあれ、農薬の使用をしていることがありますが、無農薬栽培は農薬を一切使用しないという点ではとても難易度の高い栽培方法と言うことができます。
それでは無農薬野菜のメリットやデメリットを考えていきましょう。
メリット
- 無農薬野菜は安心安全な野菜
- 無農薬野菜は一切農薬を使用していないため、安心安全な野菜ということができるでしょう。
- 無農薬野菜は美味しい
- 無農薬野菜は野菜本来の育てられ方をしているため、旨味や風味が豊かで、美味しいと言われることが多いです。
美味しい・美味しくないは個人の主観によるものではありますが、給食では野菜を食べない子供が家では食べる。
スーパーの野菜から無農薬野菜宅配に変えたら野菜嫌いの子供が喜んで食べるようになったというエピソードは枚挙に暇がありません。 - 無農薬野菜は地球にやさしい
- 無農薬野菜は農薬や化学肥料を使用しないため、地球環境の保護に繋がるという側面があります。
農薬で虫を排除することもないので、生物多様性や食物連鎖の観点からも自然と共に歩む栽培方法と言うことができます。
デメリット
- 無農薬野菜は認証制度が無い
- 有機JASのように公的機関からの認証制度はありません。
こちらの観点に関しては次の章でメリットの部分についても触れてみようと思います。 - 無農薬野菜は値段が高い
- 無農薬野菜は慣行栽培だけでなく有機栽培の野菜と比較しても値段が高くなりがちです。
収穫量は一番少なく、生育期間も長い期間がかかるためです。 - 無農薬野菜は形がいびつ
- 無農薬野菜は有機野菜と同じく、慣行栽培の野菜と比べると形がいびつで不揃いなことがあります。
農薬や化学肥料によって安定的に育てられ、均一の大きさや形で収穫された野菜に比べ一般流通では商品価値が下がる傾向もあるようです。
無農薬野菜に生産者の顔が
ついている理由
無農薬野菜は公的機関からの認証制度がないことは前述しました。そのため、有機JASなどに比べるとどうしても信頼性の観点が弱みとしてあげられます。
そこで認定を受けていない個人の生産者などが、化学農薬を使っていないことを「無農薬」という表現で伝え始めました。
しかし、無農薬という言葉だけでは信頼性アピールに足りないので、多くの生産者は自分の名前や顔写真・農家名を野菜につけて「私たちの農家が責任を持って育てていますよ」とメッセージを添えています。
生産者の顔が見えるということは安心感だけでなく、リピーターとなって応援することもできます。
農家さんによってはユーザーと直接繋がったり、収穫の時期には農業体験などを案内する農家さんもあるようです。
日本では第一次産業(農業だけでなく、林業・漁業も含む)の就業率はおよそ5%程度と言われています。
なかなか普段体験することのない無農薬栽培を体験してみるのは、人生を豊かにするひとつの選択肢かもしれません。
まとめ
今回ご紹介させていただいた、栽培方法(慣行、有機、特別、自然)や有機野菜、オーガニック野菜、無農薬野菜についてそれぞれの違いやメリット・デメリットはご理解いただけましたでしょうか?
どの栽培方法で作られた野菜にも良い面と悪い面がありますので、違いをしっかりと認識した上でご自身にとって必要な野菜を、明確な理由を元に選んでいただければと思います。
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