自然の中で育つ山形村短角牛の肉質は、低脂肪で味の良い赤身が特徴。霜降り重視の黒毛和牛の肉質評価とは異なる価値基準で、健康的な牛に育てています。健康的で質の良い短角牛の赤身肉は、黒毛和牛と比べ、牛肉本来の力強い味わいを持っています。短角牛の赤身には、旨味の源となるグルタミン酸やイノシン酸などもたっぷり含まれており、噛むほどに味わいが増す滋味の豊かさが自慢。健康志向から注目が高まっています。

◇飼育環境
北上高地の厳しい自然環境で育つ山形村短角牛。
その飼育方法は、雪に閉ざされる冬は牛舎の中で育ち、春になると広大な放牧地に母子で放牧され、秋には里に再び降りてくる「夏山冬里」方式がとられています。放牧期間中には自然交配も行われ、厳寒期に出産するというサイクルを繰り返します。人工授精、屋内飼育が一般的な黒毛和牛とは異なり、牛本来が持つ生命力と風土の特徴を活かした飼育方式が短角牛の大きな特徴です。

◇飼料について
一般的な国産和牛の飼育現場では与える飼料は外国産が中心ですが、山形村短角牛の場合、肥育牛はもちろんのこと、繁殖牛から一貫して国産飼料100%で飼育しています。
厳しい基準を設けた有機および減農薬栽培の農産物を用い、一切の食品添加物を使用しないというスタイルを設立以来守っています。

バイヤーコメント

◇黒毛和牛と比べて牛肉本来の力強い味わいが魅力の短角牛。その旨さを贅沢に味わえる大きめのブロック商品です。

◇ローストビーフなら表面をさっと焼いて余熱で火を通して、焼肉なら半解凍の状態でお好みのサイズにカットし両面を焼いてお召し上がりください。

◇短角牛は赤身に含まれるうまみ成分が多く、熱を加えすぎるとたんぱく質凝固を起こして固くなるので焼き加減にご注意ください。