奈良県十津川村には美味しいなめこやエリンギやしめじがありました
4時間かけて奈良の秘境、十津川村までガードレールのない山道をどこまでも走ります!
午前8時。少し早めに出社し、奈良県・十津川村に向けて出発。車で片道4時間半の道のりです。
雨に見舞われがちな私たち食材仕入れチームですが笑、本日は久しぶりの晴天。
途中、「古道歩きの里 ちかつゆ」で休憩。「熊野本宮大社」を横目にどんどん山奥へ進みます。
奥へと進むにつれ、ガードレールが無くなります…谷底に落ちそうで怖い…。
対向車が来ないことを祈りながら、くねくね山道を進むこと1時間半…
本日の目的地、十津川村の岡本さんの元へ到着いたしました。
地元に恩返しをしたいという想いから創業したきのこ栽培
早速、創業者である社長の岡本さんにお話しを伺います。
十津川村ご出身の岡本さんは、県外でエンジニアとして活躍した後、地元の為に何かできないか?と考え、34年前に脱サラして十津川村できのこ栽培を始めたそう。
「なぜきのこ栽培を選んだのですか?」という質問すると
岡本さん
「だってこの田舎の村には何もないから。
林業をするか、役場に勤めるか、土木作業員になるかしかない。
猪や猿の獣害も酷いので農業も難しい。
きのこ栽培だったらこんな田舎でも出来ると思って。」
そう笑顔で答えて下さった岡本さん。素敵です。
今では従業員20名を抱え、主になめこ、エリンギ、しめじの3種類のきのこを栽培しています。
アイデアマンの岡本社長が考えたきのこ栽培とは?!
なめことしめじの栽培の様子を見せて頂きました。
なんと!栽培用のポットが斜めにずらっと重ねて置かれています。
(通常、棚に並べることが多いです。)
岡本さん曰く、この並べ方の方が、量も多くとれるし、収穫もし易いのだとか。
岡本さんが考案した方法とのこと。素晴らしい。
外にはたくさんのおが粉が!
岡本さんはきのこ栽培に針葉樹と広葉樹のおが粉を使っており、針葉樹は主に地元の吉野杉のおが粉を使用。
広葉樹は四国の椎の木や桜の木のおが粉をわざわざ取寄せて使っているそう。
おが粉はきのこの美味しさを左右する大事な要素。
こだわりが感じられます!
色々な生産者さんを訪問していると、脱サラして起業した生産者さんにもよくお会いします。
皆さん共通して、アイディアが豊富で新しい知識への探求心と失敗を恐れない行動力があり、ぶれない芯を持っていらっしゃると実際お会いしてみて感じます。
岡本さんもまさにその通りの方で、創業35年目を迎えた現在もまだまだ新たなチャレンジを行っているそうです!
私たちももっともっと頑張らなくては~!
色々と勉強させて頂き、素敵な1日になりました。
岡本さんのきのこは野菜セットに入る予定。
ご期待くださいね。