無農薬野菜が美味しく感じられるのはどうして?安全な野菜の情報をチェック!

豆知識

無農薬野菜が「美味しい」と感じられる理由は “土”にあることをご存知でしょうか?
今回は、土から無農薬で作られた野菜が美味しい理由や、特に注目したい“ぬめり野菜”の情報についてご紹介します。さらに野菜を使った美味しいレシピまで!安全な野菜の情報をたっぷりご紹介します。

土から無農薬で作られた野菜が美味しい理由

産地直送などで手に入る無農薬野菜・有機野菜が美味しい理由は2つ。

  • 化学的な農薬や肥料に頼ることなく、土に含まれる豊かな栄養を上手に取り込んでいるから
  • 化学肥料で野菜が大人になるまで急がさずに、きちんと育てられているからです。

一方で、スーパーで売られている野菜の味に対して「うーん……」と疑問を感じたことはありませんか?その原因はいろいろとありますが、理由のひとつとして「土に大量に化学肥料を用いたせいで、土壌の有機的存在のバランスが崩れて、土の風味が損なわれたから」ということがあげられます。このようなことから、化学的な農薬・肥料や土の状態が野菜に及ぼす影響は比較的大きいと言って良いでしょう。

無農薬の“ぬめり野菜”が健康に良い!?

さて、少し土から話を変えて「野菜のぬめり」についてお話をしたいと思います。野菜のぬめりは、消化を助けるだけでなく、胃の粘膜を保護するという優秀な働きを持ちます。ぬめり野菜で代表的なのは、オクラや長芋・なめこなど。他にもモロヘイヤ里芋など、1年を通して特徴的なネバネバを持つ野菜がいろいろと店頭に並びます。オクラや長芋は切った瞬間にネバネバがしっかり出るもの、あしたばやなめこは加熱するとトロトロとした粘りが出るものが新鮮な証拠です。

しかし、このぬめりは、野菜が古くなると減ってしまうことをご存知ですか?ご説明した通り、良い野菜は土の栄養分を根から上手に吸収しながら育ちます。しかし、一度収穫されると、栄養の“もと”である土から切り離されてしまうので、栄養価や水分が時間とともに減っていきます。だからこそ、土の栄養分が逃げていない新鮮な野菜を買うことが大切なんですね。

無農薬野菜がもっと美味しくなる彩りレシピ

土からこだわって作られた無農薬野菜の風味を美味しく食べられる「野菜の出汁煮」のレシピをご紹介します。ご紹介したぬめり野菜でももちろん美味しくできますし、春なら春菊、夏ならトマト、秋はキノコ類、冬は白菜、といったように、用意する野菜は何でも大丈夫です。一種類の野菜で作ると、箸休めにぴったりの簡単な添え物に。葉物野菜・豆類・芋類などを数種類合わせて作ると副菜として重宝しますよ。

旬野菜の出汁煮の作り方

  1. 野菜を食べやすいように一口大に切る。
  2. 市販の顆粒だしなどで、だし汁を作る。洋風にしたければ野菜ブイヨンを使う。
  3. 根菜類はだし汁を作るときに一緒に鍋に入れて一度沸騰させ、その後2〜30分ほど弱火でコトコト煮る。葉物野菜は火が通りやすいので、だし汁が煮立ってから鍋に入れる。アクが気になる場合は取り除く。
  4. 全体に火が通ったら出来上がり!根菜は竹串がスッと通るくらいやわらかくなればOK。

根菜類は少し時間がかかりますが、葉物野菜なら5分ほどで作れるとても簡単なレシピです。味が薄ければ、少量の塩またはうすくち醤油で調整してみてくださいね。
出汁煮の良いところは、夏は冷やして、冬はアツアツでいただけること。野菜からスープに染み出した栄養も丸ごと摂れるので、無駄がありません。

まとめ

新鮮な野菜は、みずみずしさとハリを感じるものです。今までよりも少し意識をして、無農薬で新鮮な野菜を手に入れられる情報をつかんでみると、美味しい野菜に出会えるかもしれません。無農薬なら安心してサラダにできますし、土の滋味をしっかり摂ることができますよ。

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