台風と台風の隙間を掻い潜って京・大和路を行く
京都の新井さん訪問
台風が九州方面通過したので天候悪化と思いきや予想外に晴天。
阪神高速京橋入り口から名神高速、京都縦貫自動車を乗り継ぎ、八木東ICより一般道に出て京都右京区の新井さんの農園を目指します。
桂川を横に見て遡上します。
風景がすでにのどかな田舎。ここが本当に京都市右京区?と驚きました。
新井さんの農園に到着。お話させていただきました。
新井さん
「以前、伏見の畑と掛け持ちで野菜を作っていましたが現在はここで暮らしています。
毎週火曜日に京都市内の顧客様に配達、金曜日にネット販売のお客様にお野菜を全国に配送して生計を立てています。』
と言う新井ご夫妻。
ご主人は、立命館大学を卒業してから、金融機関に勤務。
しかしながら本当にやりたいことを探すために退職し、京丹波和知で農業研修後に専業農家さんに転身。
お客様に安心して食べてもらうには、やはり農薬を使わず有機肥料で栽培をすべきだと確信し、
農薬、除草剤は使わず有機肥料のみで栽培を始めたそうです。
新井さん
「野菜に農薬を撒くと、てんとう虫は逃げてしまいます。てんとう虫は無農薬野菜のこだわりを表現しています。
絶えることの無い鞍馬の伏流水が田畑にそそぎ、一見絶好の作農地に見えますが、鹿や猪も出没するため、畑の周囲をネットで張りめぐらせ、大事に野菜を作っています。」
スーパー企業農家の山口さん
9月8日(木曜)台風も日本海に抜け、晴れるかと思いきや、阪神高速、大阪環状を抜けたあたりからドシャ降りの雨。
10時40分に目的地、山口さんの農園に到着。山口社長と商談。
山口社長は2001年に県庁を離職、義父に説得され企業農家を立ち上げる。
農家の天候に左右する不安定な就労時間や農協に左右させられる農作を撤廃し、有機JAS・無農薬の葉物ハウス栽培を実施。
若手農家に参入する若者の就労支援学校を設立させ、現在従業員数が50名、ハウス158本を運営する企業農家さん。
商談後、農園を見学させて頂きましたがハウスの多さにビックリ。
農家に必要な水源は山の伏流水を利用し扇状地の段々畑をうまく配置されたハウスはまんべんなく光が届く、随所に知恵者ぶりをのぞかせ且つ合理的な企業農家さん。
ハウスの片隅ではハーブの露地栽培をするなど、農地の有効活用も完璧にこなします。
まさに近代的農家の運営を実践する、山口社長に脱帽。
土地の有効利用や人の使い方、発想の転換、凄過ぎる農家さんでした。
出産予定日にもかかわらず、出迎えてくれた西前さん
山口さんの農園から30分ほどの距離にある農家の西前さんを訪問。
いかにも実直な有機栽培農家さん。
有機栽培農家さん=脱サラ、健康志向、脱農協の典型的なご夫婦で、ご主人は理系の大学を卒業し物静かに語り研究熱心さを絵に描いた様な人でした。
花オクラ・里芋畑を見学させて頂きました。
驚くべき事ですが、奥様本日第二子出産予定日です。
元気なお子様を産んでくださいね!